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フアン・フランシスコ・ガテル テノール・リサイタル

 
 本来なら3月に開かれるはずのリサイタルが、7月19日に実現しました。チケットを買ったのは半年以上前ですから、すっかり忘れて二重に買ってしまいましたが、そのおかげで普段とは少し違う展開に。公演が延期になったのは、ガテルがローマ歌劇場の「マオメット二世」のリハーサル中に階段から落ちて骨折したというのが理由でした。

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 二重買いが判明して、プールで知り合った音楽好きの方に声をかけたら、二つ返事で、行きたいとおっしゃいます。いつも車で来る人で、帰りは自宅付近まで送ってくださるそうです。待つこと4か月、やっとその日がきました。正装して舞台に現れたガテルは、チラシに載っていた写真(↑)よりは大人っぽくて、やや小柄。伴奏者のブログに、2歳のお子さんを含めて大家族で来日、と書いてありましたので、ある程度の予測はつきましたが、プログラムによると1978年生まれですから、もう30代後半です。

 プログラム

トスティ:「可愛い口もと」

ロッシーニ:「もし私の名を知りたければ」 歌劇「セヴィリアの理髪師」より

モーツアルト:「彼女の降伏こそ私の願い」 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より

        :「僕の恋人を慰めに行ってください」 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」より

        :「なんと美しい絵姿」 歌劇「魔笛」より

ドニゼッティ:「なんと彼女は美しい」 歌劇「愛の妙薬」より

 休憩

ラミレス:「アルフォンシーナと海」

ディセポロ「告白」

モーレス「ブエノスアイレスの喫茶店」

ドニゼッティ:「人知れぬ涙」 歌劇「愛の妙薬」より

グノー:「この魅力」 歌劇「鳩」より

チレア:「フェデリコの嘆き」 歌劇「アルルの女」より

アンコール
クルティス「帰れソレントへ」
ソロサバル「そんなことはありえない」
グノー「この魅力」
 
名刺替わりのトスティに続いて、「理髪師」のアリア。うーん、これはフローレスと完全にかぶりますからね。モーツアルトの3曲は、私なりにブラボーです。「ドン・ジョヴァンニ」は好きなオペラで、国内外で何度も聴いていますが、ドン・オッターヴィオで満足した試しがありません。全力投球で気持ちの入った歌唱でした。
 休憩後のアルゼンチンの歌曲は初めて聴く曲ばかりでしたが、さすがです。 「アルフォンシーナと海」は46歳で入水自殺したアルゼンチンの女流詩人アルフォンシーナ・ストルニを偲んで書かれた歌曲で、歌詞の一部に彼女自身の詩も含まれています。「告白」はタンゴで、伴奏の斎藤さんもブラヴォー。
 グノーの「鳩」というオペラも全く知りませんでした。プログラム最後の「フェデリコ」の嘆き、全身を使って、切々と歌い上げて、いいしめくくりでした。伴奏者と抱き合って喜んでいましたが、この会館でこういう光景を見るのは初めて。やはりラテンというか南米の方ですね。
 アンコールが3曲あって、普通ならバスが混まないうちにとそそくさと退出するのですが、同行した友人が大熱狂して、サインの行列に並ばないと帰れないようです。列外で付きあっていると、可愛いお嬢さんと少年、奥様が現れました。奥様はイタリア語も話されるので、少しお話しましたら、普段はバルセロナに住んでいて、お嬢さんは2歳、上のお子さんは日本で言う中学生。夏休みなので、家族全員で来日です。友人は乗りまくって、サインはもらうわ、ツーショットで写真を撮ってもらうわ、興奮さめやらぬ様子。ファンクラブがあったら、入りたい、ですって。まあ、お誘い甲斐のある方で、気分よく帰宅しました。
 メチャクチャ好きで、地の果てまで追いかけたいと思っていたフローレスと比べてはいけないと、生で聴ける歌声を楽しみましたが、帰宅すると俄然、フローレスが聴きたくなりました。体調不良もあって、音楽が以前ほど楽しめなくなって悲しかったので、これは嬉しい兆候です。 
 
 
 

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コメント

ガテルという方、初めて聞く名前ですがアルゼンチン人ですか?たった今、CDで「アルフォンシ―ナと海」を聞いていたところです。波多野睦美という女性が歌っているのですが、どうして買ったのかまるで覚えていませんが、エステル・ラマンディエのセファルディの歌を思い出します。こちらは亡くなった音楽評論家の黒田恭一氏が何かで勧めていたと思うのですが。ずいぶん昔のことになりましたね。
たしかに体調によってききたい曲ががちがいますね。

tinaさん
 はい、ガテルはアルゼンチンの方です。波多野睦美さんは、10月に来日するロベルタ・マメリと共演されることが多いので、何度か聞かせていただきました。マメリがあまりにも素晴らしいので、悪いけど、こっちは要らないなんて思ったり。マメリはバロックのスペシャリストですから、波多野さんもそっち系の歌ばかり聴いています。リュートのつのだたかしさんが伴奏していらっしゃいますかしら。あの曲はギターの弾き語りも多いですね。

 身体に痛いところがあると、ヴェルディやプッチーニはちょっと辛いです。ずっとバロックばかり聴いていました。

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