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梅雨の合間の近江・美濃・・・⑤永保寺

 三井寺拝観後、ホテルに戻って一休み。初めに書いたように、このホテルは12時までお部屋が使えます。大津→米原→名古屋→多治見と小刻みに乗り継いで、14時過ぎのバスで虎渓山永保寺を訪ねました。ここも『かくれ里』で初めて知ったお寺です。昨年、足利市の鑁阿寺や山梨市の清白寺、東村山市の正福寺の国宝の唐様建築を拝観しましたので、ここも是非と思っていました。有名な円覚寺舎利殿は、行きはしましたが、普段はそばには寄れません。混雑を覚悟で11月2日に行くしかないのですが・・・。

 またしても極めて本数の少ない市民バスに乗り、虎渓山バス停で降りると、目の前に「虎渓山永保寺」と刻んだ石碑が立っていますが、お寺は中央本線の線路を渡り、左側の森に向かって5分ほど歩きます。

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 踏切を渡って直進すると案内板がありますが、そこからかなり急な坂道を下ります。

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 中国の虎渓に景色が似ていることから、虎渓山という山号を持つ永保寺は、作庭の名手として知られる夢窓疎石によって開かれた臨済宗南禅寺派の寺院です。境内に広がる夢窓疎石作の庭園は、切り立った岸壁が露出する梵音巌と、その下に建つ観音堂を中心として、手前に臥竜池を配すなど、夢窓疎石の特徴を残す名園として名勝に指定されています。夢窓疎石が作った庭園で、作庭当時の建造物を残す庭園は他に例がありません。季節外れの境内は、防火設備のメンテナンスをする作業員の方以外は、訪ねる人はわずかです。拝観料は不要なかわりに、足を休めるベンチなどは皆無で、「登るな!」「入るな!」という怖い張り紙が多く、観光寺院ではなく、若い雲水さんが魂の成就を目指す修行の場だという主張が色濃く感じられました。

 

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 観音堂は、桁行三間に梁間三間、一重裳階の付いた、檜皮葺の入母屋造建築です。夢窓疎石が永保寺を開いた一年後の正和3年(1314)に建てられたとされ、一見すると禅宗様仏殿のように見えますが、随所に和様の技法が取り入れられた、特異な折衷様の建築となっています。年に一度、3月15日に開扉されるようですが、普段はお堂に入るどころかそばにも寄れません。

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 池泉回遊式庭園の臥竜池に架かる無際橋が美しいたたずまいを見せています。

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 庭園の一角に「勅使門跡」と記した石碑があります。

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 奥まで行くと、「光明天皇勅願所」という石碑もあります。光明天皇は、4月に訪ねた常照皇寺にゆかりの深い光厳天皇の弟君で、北朝では二代目の天皇です。天皇や上皇が国家の安寧を祈願した社寺を勅願所と呼ぶことがあり、寺領を与えられるなど経済的恩恵があったようです。

 境内の最奥に、観音堂とともに国宝に指定された開山堂が建っています。こちらも屋根の反りが好みのお堂ですが、南京錠がかかって、近づけません。

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  開創である夢窓国師が死去した翌年の1352年は、開山の元翁本元が没した20年後でした。その年、永保寺では、境内の最も奥まった場所であり、かつてはその付近に夢窓疎石や元翁本元が庵を結んだと言われる僊壺洞に、僊壺堂が建立されました。これが現在の開山堂です。

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開山堂の脇を流れる清流。

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 境内に沿って土岐川が流れています。

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 熊谷市と並び称される酷暑の町・多治見市ですが、さわやかな風が吹き抜ける境内でした。

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 永保寺に接して四カ所の寺院があります。続芳院も塔頭寺院として永保寺の護持に当たってきたそうです。

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 なんだか意味不明の庭園がありました。

 市民バスで多治見駅前に戻り、けっしてお勧めできないビジネスホテルに泊まりました。

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