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デヴィーアのリサイタル

マリエッラ・デヴィーア リサイタル 7月4日 19:00 オペラシティ

トスティ  暁は光から闇をへだて /夢 /漁夫は歌う
ショパン 16歳 /小鳥 /若い娘
ビゼー 『真珠取り』より いつかのような暗い夜に
リスト   もし美しい芝生だったら / ローレライ
グノー  『ロメオとジュリエット』より 私は夢に生きたい
    (休憩)
ロッシーニ 『タンクレーディ』より 恭しく崇める正義の神様
ベッリーニ 『ノルマ』より  あの愛に満ちた日々が取り戻せるなら
ドニゼッティ 『ルクレツィア・ボルジア』より なんと美しい
ヴェルディ 『シチリアの晩鐘』より アッリーゴよ、ああ心に語れ/ありがとう、愛する友よ
    (アンコール)
プッチーニ 『トスカ』より 歌に生き、恋に生き
        『つばめ』より ドロレッタの夢

 アンコールの一曲目 の前奏を伴奏者のロゼッタ・クッキ さんが弾きだしたとき、とても驚きました。『トスカ』から「歌に生き、愛に生き」。まさかデヴィーアが『トスカ』とは。そして、そこで歌われた祈りの深さに、自分の動悸さえ邪魔になるほど。力まかせの歌唱など、微塵もありません。なんという世界でしょう。

 初めてデヴィーアを聴いたのは1993年でした。あれから18年。私の中でいちばん聴きたい方であり続けていますが、最近は自分の年齢に想いをいたすと、これが聴き納めかと覚悟するようになりました。

 予告されていた『シチリア島の夕べの祈り』でも充分驚いていたのに、『トスカ』は、さらなる驚きと感動を与えてくださいました。60歳を過ぎてなお、ご自分の可能性に挑み、新しい境地を開かれる姿に接して、言葉では言い表せないほど心を打たれたのでした。

 

「ランメルモールのルチア」

 白昼、Metのオペラで幽霊を見て帰ってきて、誰もいない家でワインのボトルを開けました。ちょっと酔った勢いで書いています。

 やはり正午開演は無理です。ベチャワの出る日を選んだのですが、16日に行くべきだったと少し後悔。どうしても一ヶ月前にビルバオで見た「ルチア」を思い出して、あのひりひりとくる舞台と比べてしまいます。ビルバオのエミリオ・サージの演出は、すべての夾雑物を取り除いて、ぐいぐいと迫ってきました。幽霊も写真屋も医者もいません。タイトル・ロールはどちらもダムラウ。今日と比べれば出来はビルバオです。エンリーコは決定的にビルバオのテジエ。端正な容姿とソフトな歌声でいて酷薄な兄は凄かった。ノルマンノも、もっと存在感がありました。2幕の最後の6重唱もビルバオでは6人が並んで、息詰まるような緊迫感があったのに、Metの演出は、わざと散漫にしてしまっています。 3幕2場の終わり、ライモンドがノルマンノをなじる場面もMetではカットされていました。

 ベチャワはビルバオのテノールよりもずっと優れているとは思いましたが、あの新人テノールのすねたような不良っぽさは、魅力的でした。

 圧倒的に違うのは、ノセダ率いるオーケストラです。これはもう太刀打ちできません。でも、それは初めからわかっていました。

 アルモニカ奏者、張り切っていましたね。二度の休憩時間も練習に余念がなく、オーケストラボックスの前に集まった聴衆に拍手されると、一回目の休憩時間は「さくら、さくら」、二回目の休憩時間には第九から「歓喜の歌」を披露する大サービス。

 最後はベチャワの辞世の歌にもらい泣きして帰ってきました。ああ、「ルチア」は好きなオペラです。

 写真はビルバオの第一幕、本来なら泉の場面です。

Bilbao2

不可解なヨーロッパ内の航空運賃

 アムステルダムのオペラチケット(ミンコフスキ指揮の「ロメオとジュリエット」)が取れたので、ウィーンのオペラチケットの発売を待たず、ミラノ→ウィーン、ウィーン→アムステルダムの航空券について調べてみました。当初はオーストリア航空(OS)のApassを考えていましたが、友人から15000円+αのαが高くて、倍近いお値段になるという情報をいただきました。

 OSのミラノ→ウィーンはon-line価格で、なんとエコノミーが465.74€、ビジネスが501.74€です。格安航空会社のBerlinAIrはお値段はまあまあですが、希望の時間帯にはフライトがありません。ガックリという感じでしたが、OSの周遊コースで、ミラノ→ウィーン、ウィーン→アムステルダムのお値段を調べると、運賃83.00€、原油サーチャージ・空港税63.85€、手数料5€、計151.85€と出たので、即、購入。座席も希望の場所が選べて、一件落着です。

 不思議なのは、同じOSでありながら、片道だけを買うといちばん高価、次が往復を買って、復路を捨てるケース、その次がApass、そして周遊コースで、最高と最低では3倍以上の開きがあるということです。